危機一髪!危うく200万円が無くなるところでした!

先日、一人暮らしをしていたご高齢のおばあちゃんが、入院され、その後、老人ホームへ入居されることになり、今住んでいたところを転居するにあたり、不要になった物の処分のお手伝いを致しました。

そのおばあちゃんには一度もお会いしてないのですが、かなりのお歳で身内の人もいなく、痴呆も患っているため、代わりにご遠方に住んでいるご親戚の方から今回ご依頼がありました。

そのご親戚の方は遠くに住んでいるのに、その方の為に入院されている病院や、その後、老人ホームへ入居された後も、頻繁にこちらの方へ来ていました。

その方はいつもご夫婦で来ていられて、お話をしていても本当に優しくて、昔の人独特な義理人情を持ち合わせている方で、私自身もとても感心していました。

ご依頼を受ける当初に、そこに住んでいたご高齢のおばあちゃんがケースに入った宝石があると言われていたそうです。代理で依頼されたご親戚の方は、本人は痴呆症もあるので宝石の方がなければ、問題はないので気にされないで作業をしてくださいと言われていました。

しかしそう言われると、万が一、見落として宝石をごみとして捨てることになってしまうのは、とても残念に感じましたので、また家のカギを預かって、作業する日数もあり、いつもよりかなり気を付けて、よく見ながら慎重に不用品の分別作業を致しました。

そして結局、その宝石は見つからなかったのですが、押し入れの奥深くにあった段ボールの奥深くのところから、銀行の封印がされたままの100万円の束が、二つ、合計200万円がホコリにまみれて出てきました。

本当に良かったと思いました!もし、宝石のことをお聞きしていなかったら、こんなに注意深く分別作業をしないので、たぶん、ホコリにまみれた200万円は消えていたことでしょう!

ごみの分別作業をしていても同じ物がいっぱい出てきたので、おばあちゃんの痴呆症を何となく感じながら作業を進めていました。本当に良かったと思いました。お客様に現金をお返ししましたが、とても喜んでいられました。

話は変わりますが、私がその200万円を発見して手にした時に思ったことがありました。200万円を働いて稼いで現金を手にした時は、とても嬉しく、そのお金で何をしようかと考えるとワクワクするものです。

しかし、そのお金が宝くじが当たったり、何かの拍子で働かなくて手に入ったとしたら、私はそのお金を手に入れてもあまり嬉しくないように思われました。

お金でいろいろなことが出来るし、人の命も救われることも多々あると思うのですが、働かないで得たお金は自分にとっては、少しお金の価値観が薄らいでしまうように、今回の200万円発見したことでちょっとそうな風に感じました。

働いてお金を得ることよりも、健康で働けることの方が幸せなのかなと私は感じます!

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