高峰秀子さん、出演の映画「二十四の瞳」を観ました。私が生まれる4年ほど前の映画です。
当時の貧しい暮らしぶりや昔の懐かしい建物や人々の服装、言葉使いなど、とても興味深く映画を観ました。
今では考えも及ばない貧し過ぎるために子供達が幸せになれずにいる様子が、観ていてとても切なく思いました。それでも、子供達は一生懸命に生きようとしている姿が心に残りました。
また、先生役の高峰秀子さんが、そんな貧しい子供達をどうすることも出来ず、ただ、子供達と一緒に涙を流すことしか出来ないのも印象に残りました。
そして、戦争が始まり、軍部の弾圧で戦争色一色に染まり、子供達に本当に大切なことを教えることが出来なくなるのを嘆き、一時、先生を辞めますが、最後はまた、先生に戻ります。
戦争で子供達や自分の夫を亡くす悲しさだけでなく、戦争は人々の心の中まで支配して、人々を不幸にしてしまうのだと強く思いました。
最後は生き残った生徒達が、高峰秀子さんに感謝の印でお祝いやプレゼントをするシーンも、とても心に残りました。
本当に、平凡に暮らしていること自体がとても幸せで感謝することなのだと痛感いたしました!