今日、仕事の途中で昼食を取る為に食堂に入りました。オーダーをして新聞を読んでいると、杖をついたご高齢の男性が足を引き摺るように入って来て、私の右奥の方の座席に座り注文をしました。
私のオーダーした食事が来て食べていると、右奥にいる男性も食事が来て食べ始めました。しかし、暫くして直ぐに畳のところが、足が痛いとのことで、私の直ぐ右のところの椅子に移動してまた食べ始めました。
しかし暫くすると、手が痺れて箸では食べ辛いとのことでお店の人にフォークを頼み、フォークでまた食べ始めました。チラチラとその男性を見ていると、あまり身体の体調が良くない様子が感じられました。
私とその男性が、もうすぐ食べ終わるというころに、同じ年代ぐらいのご高齢の男性がお店に入って来て、私の左側の椅子に腰かけて生ビールを注文して飲み始めました。
ちょうど、私と男性二人が大きなテーブルを挟んで椅子に座りながら食事を取っている格好でした。その時、右にいた男性が、手が痺れたのが原因か、飲んでいたお茶を置く時に倒してしまい、反対側の男性の方にお茶がこぼれてしまいました。
右の男性が慌てて何度も左の男性に謝っていました。最初、左の男性も何度も大丈夫ですよと言っていましたが、右の男性が申し訳なさそうにまた謝っていました。
その時、左の男性が「ここは重力があるからお茶がこぼれるのが当たり前、無重力だったら大丈夫だったけどね」と一言、その男性がジョークを飛ばすと、その場の雰囲気がガラっと変わり、それからは二人とも初対面とは思えないほど仲良くいろいろなお話をし出しました。
今日は、ちょっとした思いやりのあるジョークがこんなにもその場の空気を変えるんだなぁーって、感心致しました!