「大往生したけりゃ医療とかかわるな「自然死」のすすめ」著者:中村仁一さんの本のタイトルに、興味を持って、買って読んでみました。
私は滅多に病院に行ったり、薬を飲んだりすることがありません。ちょっと、風邪を引いた時などは、1~2年ぐらいに一度ぐらいありますが、その時でも薬は飲まずに、栄養のあるものを意識的に食べて、お風呂にでも入ってゆっくり休みます。
私の今までの人生の中で、医療とのかかわり合いは本当に少ない方だと思います。でも、この本を読むまでは「死」のことについてこんなにも考えたことはありませんでした。
確かに、年を取って色々なところにガタが出てくれば、当然、必然的に医療と関わることが多くなるのは目に見えて考えられることです。
「死」についてあまり考えたことがなかったですが、「死」について一度ゆっくりと向き合って考える必要があると思いました。
私は、この本を読んで、同感出来るところが多くありました。なぜ、大往生するのに医療とかかわり合わない方が良いかを、詳しく順序立てて解説がしてあります。
私も人間は自然の摂理の中で、自然に生きて行くのが、幸せになるように人間の身体が作られているのだと思います。
話はそれますが、今は年老いて亡くなる時は多くの人が病院で亡くなります。昔だったら、亡くなる最後の時まで家族と一緒に暮らす人が多かったと思います。
そして、家で飼っている鶏や豚などの家畜や鯉など動物の命を絶って、家族で食べることもあり、これは子供達が、死と言うものをどういうものか考える機会を与えることになると思います。
今、それがほとんど無くなったことや、またテレビやビデオ、ゲームなどで、動物や人がいとも簡単に殺害される場面を見続けていることが、子供たちにとても悪い影響を与えているように感じました。