最近、原子力発電所の廃止、再開に関する内容のテレビの討論会などをよく見るようになりました。私は原子力発電所の再開は絶対反対で、絶対に停止すべきであるという強い意見を持っています。
再三、私は主張していますが、気の遠くなる歳月、放射能を放ち続ける想像を絶する危険な原子力を、人間が絶対にコントロールすることは出来ないと強く思います。
実際に、チェルノブイリ原子力発電所事故やスリーマイル島原子力発電所の事故、日本でも今回の福島第一発電所の事故、その前にも数えきれない小さな事故が頻繁に起こっています。
一度大きな事故が起これば、チェルノブイリ原子力発電所の事故の様に、今もなお多くの人が放射能の被害で苦しんでいます。
また、この先も、チェルノブイリ原子力発電所の事故が、人間はもとより動植物に放射能の影響をどれだけ長い年月影響を与え続けるか、考えただけで恐ろしくなります。
ましてや今現在、原子力発電所で使用した使用済み核燃料の処理で、世界中の国が困っています。困っているだけでなく、その使用済み核燃料の処理方法も無く、まったく解決していない状態です。
使えば使うだけ使用済み核燃料が溜まっているのが、今の現状です。使用済み核燃料の処理技術を持っていないのに、どんどんと増やしていくなんて、どう考えても可笑しな話です。
地震、津波、機械的ミス、人的ミス、テロリストに核を奪われた時の恐怖など、何があるか分かりません。そしてもし、原子力発電所の事故が起きた時の被害は、想像を超えた大きな被害となり、長い間、人間はもとより、動植物、自然環境を侵し破壊続けます。
そして今、暮らしている人間だけでなく、これから生まれてくる子供たちにも、ずーと長い間、放射能汚染の恐怖の中で、何代もの先の子供達が暮らすことになります。
私は特定の宗教を持っていません。また、自分が死んでも再び、この世に生き返るということも信じていません。私は死んでそれで終わりだと思っています。だけど、次に生れてくる子供達、またその子供達、また・・・また・・・その子供達に放射能で汚れた地球を手渡すことなど断じて許されるものではないと思います。
原子力発電所をストップすることで、経済やその他色々な問題がありますが、そんな事と、人間、動植物、自然界の命に関わることが、どっちが最優先かは誰でも分かることだと、私は思います。
だから私は、原子力発電所の稼働には断固反対です。