先日、生活保護に関するドキュメント番組をテレビで見ました。全部見なかったのですが、大阪府で18人に一人の割合で生活保護を受けているとのことでした。そしてこれがかなり財政を圧迫しているとのことでした。
特にリーマンショックあたりから不況の影響で、解雇や派遣切りなどの悲惨な生活実態のニュースが事欠きませんでした。
そのドキュメント番組によると、労働者の最低賃金が11万6千円で、生活保護費が11万7千円とか言っていました。それだったら、働けるけど働かなくてもいいやという人も多くいるそうです。
また暴力団などが、そういった生活保護者をただで食事をさせたりして、違法な賭けに勧誘したりして、生活保護者の生活保護支給金を巻き上げたりするそうです。
また生活保護者の医療費が無料なのを逆手にとって、病院関係者などが必要のない治療代や薬代などを、不正請求しているケースも多いそうです。
闇社会が、そういった生活保護費受給者のお金を巻き上げる色々なケースがあるとのことでした。
しかし、働く意欲がない人には生活保護費支給をストップする市町村もあって、その為に、本当に困っている生活保護者を自殺に追い込むケースもあるそうです。
このドキュメント番組を見ていて私が思ったのは、人間が、他人を、働く意欲があるのかとか、働けるけど怠けているとか、本当に心身が病んでいて働けないのかとか、判断するのはとても難しいことで、危険なことだということです。
本当に生活保護が必要な生活保護者にとって、生活保護の支給が無くなるということは、イコール死につながることだと私は思います。
本当に生活保護が必要な人にとっては、もうそれ以上、下にさがることが出来ないのです。
生活保護者へのそういった判断はもう、生死を分ける行為です。私は、それよりも働く楽しさや嬉しさを伝え、働くことによって、心も身体もともに健康になれること、それが幸せな人生を送ることになることを伝えることの方が、良い解決策になると思います。
勿論、政治家がそういった働く意欲のある人を、受け入れられる社会にすることは大前提ですが・・・