「鈍感力」の著者、渡辺 淳一さんはよくテレビなどでお目にかかっていましたが、渡辺淳一さんの書籍を読むのは初めてでした。
この本を読み終えて感じたのが、昔はこの鈍感力を持っている人が多かったように思えたことでした。昔は何かにつれて大らかだったように感じます。
私が波乗りを始めた時などは、波乗りをする間に、海岸のそばに車を停めておくところなど至る所にあったし、みんな大目に見てくれました、余程迷惑な駐車の仕方をしなければ問題がほとんどなかったです。
こんな感じが色々な方面にあって、これがいわゆる鈍感力だったように、私には感じます。いい加減なようで、いい加減でなく、ちゃんとしていたし、でも、今よりももっと大らかで、多少のことは許しあっていたように感じます。
そんな昔の私の思いが、この本の鈍感力に当たるように私には思えます。身体の健康も、心の健康も、また人とかかわる時の生き方などが潤滑材になって、この鈍感力が大きな味方をしてくれているのだと思いました。
「だから、私も、この鈍感力をもっと付けないといけない!」と思いました。・・・えっ、「おまえは、鈍感力があり過ぎだ!もっと、鈍感力を減らして、繊細に敏感力を付けなさい!」・・・「ははぁーーー!ごもっともです!」