原子力発電所は守れない

福島原発事故の経過を記録したものを基準に解説をしたドキュメント番組をテレビで見ました。

そのドキュメント番組を見て、あらためて危機管理のなさや、危険回避の準備が全くなく、原子力発電所の事故後の対応の遅さや指示の悪さに、呆れる思いを強く感じました。

これも、あれもと多すぎる対応の悪さにビックリを通り過ぎて、怒りが込み上げてきます。その中の一つに、初めての水素爆発があった時に、すぐにそのことを発表しませんでした。

またその時の風の流れによって広がって行く放射線被害の多い地域を計測していたにもかかわらず、その情報を発表していませんでした。

その為、大渋滞が起きて避難するにもスムーズに避難が出来ず、また女性のインタビューで、逃げる時にハンカチを口に当てて避難してくれとしか言われなかった為に、そのお母さんと赤ちゃんは、風によって放射線被害が多い方角にあえて向かって逃げてしまいました。

事故の為の避難情報を隠して住民に発表しないという行為は、殺人罪にも相当する行為だと思います。その他、色々と呆れかえる内容いっぱいのドキュメント番組でした。

また、私は原子力の様な放射能を莫大に含んだとてつもない危険なパワーを、人間の手でコントロールすることは出来ないのではないかと思います。

例えば、地震、津波、火山活動、ハリケーン、巨大竜巻、宇宙からの隕石等の落下衝突、テロリストからの攻撃、戦争による原子力発電所爆破などなど、ちょっと考えただけでも100%原子力発電所を安全に守ることは不可能のように思えます。

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