「心に残った本」カテゴリーアーカイブ

生き方―人間として一番大切なこと

「生き方」著者:稲盛和夫さんの書籍をおトイレに置いておき、少しずつ読みました。少し読み終えるまで時間がかかりました。

私には特定の宗教、信仰はなく、その内容の話には理解することが出来ない部分もありましたが、とても、人間として大事なことを再確認致しました。

稲盛和夫さんがこの本で仰っていた、日本の昔の時代に持っていた日本人の美しい心、考え方、行動がだんだんとなくなってきていて、そのことに危惧されている内容がちょっと気になりました。

あと、心に残った言葉が「人生も経営も原理原則はシンプル」です。「嘘をつくな」「正直であれ」「欲張るな」「人に迷惑をかけるな」「人に親切にせよ」という人間として守るべき当然のルールが、何か道に困った時の判断基準にすること。です。

もう一つ心に残った言葉です。「一生懸命に働くこと、感謝の心を忘れないこと、善き思い、正しい行いに努めること、素直な反省心でいつも自分を律すること、日々の暮らしの中で心を磨き、人格を高めつづけること、すなわち、そのような当たり前のことを一生懸命に行っていくことに、まさに生きる意義があるし、それ以外に、人間としての「生き方」はないように思います。」

「しゃべらない」技術

「しゃべらない」技術 著書:麻生けんたろうの書籍を読みました。本屋さんでいつものようにぶらぶらしていたら、「しゃべらない」技術?何それ?と思い、思わずその本を買ってしまいました。

人と良い関係を持つには会話がとても重要だと思っていましたが、言葉のキャッチボールをしているときの自分がしゃべらない時も、とても重要なのだと知りました。

本に書いてあるいろいろなノウハウがありますが、自分なりの工夫を加えて活用して行こうと思いました。

聞く力 心をひらく35のヒント

「聞く力 心をひらく35のヒント」2秒の「・・・・・・」で人間関係が変わる プライベートにビジネスに相づちの打ち方から会話のツボまで 著者:阿川佐和子を電子書籍で読みました。

今回電子書籍で本を読んだのは初めてでした。オーディオブックはありますが、電子書籍は初めてでした。感想はというと、かなり読みやすく便利で好感を持てました。(紙のページをめくる感触がなく、実際に本が手元にないのが気になりますが・・・)

iPhoneとipad miniにアプリケーションをインストールして相互で読みました。ちょっとした渋滞中の車の中や、いろいろな所で手続き待ちをしているとき、ちょっと休憩しているときなど、隙間時間にちょこちょこと読み進めることが出来、あっという間に読み終えました。

阿川佐和子さんはテレビでの進行役やインタビューなどで、好感を持っていましたので、この聞く力という内容の書籍にはとても興味を持ちました。

いろいろな知識を得ることが出来たのと同時に、いろいろなエピソードが興味津々で面白く、この本を結構夢中になりながら読み終えました。

スタンフォードの自分を変える教室

自分の中の辞書に「明日出来るものは、今日するな!」というものがあります。このお陰で、ストレスなく快適に仕事が出来ます。
しかし、この先延ばしの行為が自分自身の夢への到達が少し遅れてしまうのも事実です。そして、この本を知り読んでみました。

本の題名は、「スタンフォードの自分を変える教室・The Willpower Instinct Based on a Willpower Popular Course at Stanford University」、著者は、ケリー・マクゴニガル Kelly McGonigal

この書籍は、心理学、脳科学から経済学まで最新の科学的効果を踏まえて、意志力をコントロールする方法が書かれています。

今までの書籍にはないことが、人間は元々、誘惑に負けやすくなっていることなどを、いろいろな実験や研究結果から解説をしています。

人間が頭の中に思い描くことを、自分で意図的に排除することが極めて困難なことなども、順を追って解説してあったりして、なるほどと、とても肝心致しました。

この本を読んで、自分の意志力や自己をコントロールするのに大いに役に立つことがいっぱいありました。とても良い書籍に巡り合えたと思います。

iBooks is so good!

私が使っている、iPhoneとiPad miniに、iBooksのアプリを入れて電子書籍を購入して本を読んでみました!

いつも、お風呂場の着替える所とおトイレと仕事部屋と車の中に、各場所にそれぞれ本を置いてあり、朝からお風呂で本を読み、おトイレに置いてある本をおトイレで読み、仕事部屋、車の中にいる時は、それぞれの本を読んでいます。

どちらかというと、電子書籍よりも紙の本の方が馴染みがあり好きなのですが、電子書籍はどういう感じだろうと言うことで、アプリケーションを入れて電子書籍を買って読んでみました。

感想はというと、なかなか、読みやすくて、ちょっとした隙間時間にもほんのちょっと読み進めることもでき、なかなか良いなと思いました!

iPhoneで読んでいたのが、iPad miniで読むことになっても、その続きが読めるというのもとても便利です!電子書籍の数がもっとあれば、iBooksにハマりそうです!

「頭のいい人」は、シンプルに仕事する

私が仕事をする上で、とても重要にしていることは、「シンプル」です。シンプルに仕事をしていけば、仕事の流れも速く、間違いが少なく、また、軌道修正をする時も、とてもエネルギーを使うことなく仕事の方向性を変えることができます。
だから、本屋さんでブラブラしているときなどでも、「シンプル」という言葉が目に入ると必ず反応してしまいます。今回も、この「「頭のいい人」は、シンプルに仕事する」の表題に惹きつけられて、著者、中島孝志さんの本を購入して読みました。
本に書かれていることは、結構細かく実践的な事柄が多く参考になると思います。実行していることもあれば、あっ、忘れかけてたなぁーっていう項目もあれば、試してみようかということもありました。
溢れる情報の中でシンプルに、しっかりと物事の本心を捉えて、自分自身の判断で仕事を推し進めることが大事だと思います。

笑うカイチュウ 寄生虫博士奮闘記

私は、こういうたぐいの本が好きです。生き物の不思議さを知るのがとても興味があって面白いです。本のタイトル「笑うカイチュウ」に興味が出てパラパラとページを捲ると、もうすぐに本を買ってしまいました。
私は、回虫と聞くと、細長く白くて、きし麺のような、蛇のようなものを想像しますが、実際に見たこともなく、自分の身体の中から発見したこともなく、その回虫の生態に興味を持ちました。
回虫を専門に研究している、藤田紘一郎さんが書いた本ですが、専門書にあらず、ユニークな話しぶり、説明で、夢中になって読みました。
ちょっと、SF映画のような、その回虫の生態などを知って、いろいろな生き物の生き方があるんだなぁって不思議に思いました。
また、サルの実験で、回虫を持っている猿は、花粉症やアレルギーが少ないとか、人間と共存する回虫や人間に害を与える回虫など、本当に不思議なことがいっぱいです。
これは私の持論ですが。現在の多くの人間は、清潔さをあまりにも強く求め過ぎて、石鹸で身体を洗いすぎたり、必要以上に生き物を農薬などの駆除材で殺してしまったり、抗菌製品など、殺菌、殺菌と消毒を必要以上に行ったりしています。
あまりにも自然界に存在している細菌やいろいろな生き物と触れることを拒否しているため、免疫力や抵抗力が低下して、いろいろな病気になったり、人間の身体自体が弱くなっているように思います。
人間は、それらのいろいろな生き物、雑菌などと、共存して生きていけるように人間の身体は作られていると、私は思っています。

落語家に学ぶ「笑い」のつくりかた(桂歌蔵)

ずーと、ホームページやWEBマーケティング関係の仕事に関わる書籍を読んでいて、ここでやっとプライベートな本「落語家に学ぶ「笑い」のつくりかた」を読みました。

私は落語とは漫才がとても大好きです。理屈抜きで笑うことが出来、楽しい時間を持つことが出来ます。だから、お正月などの時期は特に、漫才や落語がテレビに良く出てくるので時間があればテレビに噛り付いています。
おまけに笑いが身体の健康にも良いとなれば、これぞ一石二鳥です!いや、落語や漫才を聞いていると、そのシチュエーションが目に浮かぶので、脳の健康にも良いので、一石二鳥どころか一石三鳥だと思います!
この本を読むと落語界の世界もいろいろあるんだなぁーって知りました。それはさておき、あの落語や漫才の独特の空気や間を感じると、本当に人間って繊細な生き物なんだなぁって思います。
著者、桂歌蔵さんが「笑いのつくりかた」で一番大切なのは、聞いてもらっている相手を好きになること。加えて、話している自分も好きになることだと言っていました。
結局、本当に心から笑うことが出来るのは、根の奥深くに愛があるんだろうなぁって、自分は思いました!

大往生したけりゃ医療とかかわるな「自然死」のすすめ

「大往生したけりゃ医療とかかわるな「自然死」のすすめ」著者:中村仁一さんの本のタイトルに、興味を持って、買って読んでみました。
私は滅多に病院に行ったり、薬を飲んだりすることがありません。ちょっと、風邪を引いた時などは、1~2年ぐらいに一度ぐらいありますが、その時でも薬は飲まずに、栄養のあるものを意識的に食べて、お風呂にでも入ってゆっくり休みます。
私の今までの人生の中で、医療とのかかわり合いは本当に少ない方だと思います。でも、この本を読むまでは「死」のことについてこんなにも考えたことはありませんでした。
確かに、年を取って色々なところにガタが出てくれば、当然、必然的に医療と関わることが多くなるのは目に見えて考えられることです。
「死」についてあまり考えたことがなかったですが、「死」について一度ゆっくりと向き合って考える必要があると思いました。
私は、この本を読んで、同感出来るところが多くありました。なぜ、大往生するのに医療とかかわり合わない方が良いかを、詳しく順序立てて解説がしてあります。
私も人間は自然の摂理の中で、自然に生きて行くのが、幸せになるように人間の身体が作られているのだと思います。
話はそれますが、今は年老いて亡くなる時は多くの人が病院で亡くなります。昔だったら、亡くなる最後の時まで家族と一緒に暮らす人が多かったと思います。
そして、家で飼っている鶏や豚などの家畜や鯉など動物の命を絶って、家族で食べることもあり、これは子供達が、死と言うものをどういうものか考える機会を与えることになると思います。
今、それがほとんど無くなったことや、またテレビやビデオ、ゲームなどで、動物や人がいとも簡単に殺害される場面を見続けていることが、子供たちにとても悪い影響を与えているように感じました。

置かれた場所で咲きなさい

以前、テレビで「置かれた場所で咲きなさい」という書籍が紹介されていて、興味を持ち、本を購入して読みました。
ノートルダム清心学園理事長をされている渡辺和子さんが書かれた書籍です。私は特定の宗教を信仰していませんし、神様の存在も信じていません。
しかし、この本に書かれていることは、とても大切な、人間に必要なことばかりが書かれていました。ぎすぎすした世の中で、心豊かに生きる方法がたくさん書かれていると私は思いました。
その本の中で、私がとても強く印象に残った内容が、著者の渡辺和子さんのお父さんの話でした。
その方は外国駐在武官として、第一次大戦後、ドイツ、オランダ等に駐在して、身をもって経験したこと、それは、「勝っても負けても戦争は国を疲弊させるだけ、したがって、軍隊は強くてもいいが、戦争だけはしてはいけない。」と言っていたそうです。
そして、戦争にひた走ろうとする人々にとってのブレーキであり、その人たちの手によって、いつかは葬られることを覚悟していたと思われていたそうです。
そして、昭和の大クーデター、2.26事件、2月26日朝、子供の渡辺和子さんを壁に立てかけてあった座卓の影に隠し、お父さんは枕許の押し入れからピストルを取り出し応戦し、娘の和子さんの目の前1メーターのところで、娘に見守られ死んだとこのことでした。
目の前で射殺されたことは、子供としては想像を絶するショックだったでしょう。その父と過ごした時間は9年間だったそうです。