今日、テレビで原子力発電に関する番組を見ました。その中で、使用した核燃料の処理に関わる解決方法が無いまま、永い年月解決方法が先送り状態で、未だ問題解決の糸口も見つからないそうです。
使用済み核燃料が安全な状態になるまで何万年もかかるそうです。人間が生まれて100年生きられると仮定したら、何万年って、気の遠くなる数字で多くの人は実感できない数字だと思います。
コメンテーターが、今までこの使用済み核燃料の問題を未来の人間が、解決する技術を開発してくれるだろうと、問題を先延ばしにしてきてしまったと言っていました。
目に見えない、人間だけでなく、動植物を天文学的な数字の歳月、ずーと細胞を蝕み続ける放射能を、未来の人間に残しては絶対に駄目だと思います。
地震、津波、予期できない事故(実際、今までもいろいろな事故が起きています。)、テロリストの脅威などなど、原子力発電が安全に稼働する保証など誰にも出来ません。
昔、プルトニウムを盗んで核爆弾を作り、爆破テロを実行しようとするような映画を観ましたが、絶対にあり得ない事でもないような気がします。
まして、もし、原子力発電の事故があれば、その恐ろしさは、チェルノブイリや今回の福島原子力発電所の事故などで分かり切っていることだと思います。
おまけに、使用済みの核燃料の処理方法が解決できていないという状態です。経済活動がどうのこうのの問題じゃもう無いことです。
人間には原子力をコントロールすることは出来ないと思います。