増殖する精巧な偽サイト
攻防・SNS時代の犯罪
日本経済新聞より
メガバンクのセキュリティー担当者がパソコン画面を前に身構える。前日に1件発見した自社を装う偽のウェブサイトが、この日は100件ほど見つかった。数だけではない。本物とURLが異なるだけで文章やレイアウトはすべて同じ。一昔前に見られた不自然な日本語もない。「見分けがつかない」。精巧さに思わずため息が漏れる。~略~
金融機関などを装うショートメッセージサービス(SMS)やメールから誘導した偽サイトで、ネットバンキングのIDやパスワード、クレジットカード情報などを盗み取る。22年の報告件数は約96万8千件と過去最悪を大きく更新した。~略~
フィッシングが主な端緒とみられるネットバンキングの不正送金は、23年に11月末時点で過去最悪の80.1億円にのぼった。~略~
銀行などの手続きをする機会が多い時期です。皆様十分お気を付けください。