アンドロイドに脆弱性
スマホなど個人情報漏れる恐れ
スマートフォン(スマホ)などに使われる米ケーブルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」で重大なセキュリティー上の欠陥(脆弱性)があると米セキュリティー大手が24日、指摘した。
悪用されるとウイルス対策ソフトを使っていてもウイルス付きのアプリ(応用ソフト)を正常と認識する可能性があるという。脆弱性が見つかったOSを搭載しているのは2010年12月~13年10月に製造されたアンドロイド端末。
この間、製造されたスマホは世界で約5億台ある。このうちOS更新機能を持っていない機種が対象で台数は不明だが、低価格機などメーカーや通信事業者によっては多数を占めることもあるという。
米パロアルトネットワークスが、グーグルのコンテンツ配信サイト「グーグルプレー以外のサイトからアプリをダウンロードした際、ウイルス付きのアプリを見逃す脆弱性を見つけた。
よリ専門的なアプリを求め、利用した場合、電話番号一覧や交流サイト(SNS)のID、クレジットカードの番号などあらゆる個人情報を抜き取られる恐れかおる。
グーグル日本法人(東京・港)は「数多くある弱性の一つ。グーグルプレー以外のサイトからアプリを取り込まないなど、自衛策を講じてほしい」としている。最新OSでは対策済みだが更新機能のないスマホの利用者は対応が必要になる。
日本経済新聞(2015年3月25日)より